むし歯治療

「なるべく削らない・抜かない」むし歯治療

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

「歯医者に行くと、すぐに削られてしまう」
「神経を取らなければならないと言われた」

そんな不安を抱えて、虫歯の治療を後回しにしていませんか?

札幌市北区新琴似にある「ふれあいの杜歯科・こども歯科」では、患者さまの大切な歯を一本でも多く残すことを使命としています。
一度削った歯や、神経を取った歯は、以前の健康な状態には戻りません。
だからこそ私たちは、可能な限りご自身の歯の組織を守り、生涯を通じて美味しく食事ができる口腔環境を育むことを大切にしています。

 

当院が目指す「歯を守る」ための虫歯治療

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

虫歯治療において、最も重要なことは「必要以上に歯を削らないこと」です。
当院では、肉眼では捉えきれない微細な虫歯を見極めるために、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や拡大鏡を活用しています。
健康な歯と虫歯の部分を明確に区別し、感染した部分だけをピンポイントで除去します。
また、う蝕検知液を用いて虫歯の染め出しを行い、削りすぎを防ぐと同時に、取り残しも防止します。

 

「痛みに配慮した」診療体制

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

「治療そのものが怖い」という患者さまの気持ちに寄り添います。
麻酔一つとっても、表面麻酔による粘膜の麻痺や、極細針(33G)の使用、カートリッジウォーマーによる麻酔液の温度管理など、物理的な痛みを感じさせないための環境を整えています。
詳しくは当院の「無痛治療」専用ページも合わせてご覧ください。

 

MTAセメントによる「神経を残す」治療法

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

虫歯が深く、神経に近いところまで進行している場合、これまでは「神経を抜く(抜髄)」ことが一般的な選択肢とされてきました。
しかし、神経を取ってしまうと歯に栄養が行き渡らなくなり、歯そのものが脆く、割れやすくなってしまいます。

当院では、患者さまの歯の寿命を少しでも延ばすために、「MTAセメント」を活用した歯髄保存(歯の神経を残す治療)を積極的に行っています。

 

MTAセメントとは?

MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントは、生体親和性(身体に非常に馴染みやすい性質)が高い特殊な歯科用薬剤です。主な成分はカルシウムなどの無機物で、以下の3つの大きな特徴があります。

高い封鎖性
歯の微細な隙間を塞ぎ、細菌の侵入を徹底して防ぎます。

強アルカリ性
殺菌作用があり、虫歯菌が残っていたとしても活動を抑制します。

組織修復作用
神経が露出した部分に塗布することで、歯の組織を硬くして守るための「硬組織(象牙質)」の再生を強力に促します

 

患者さまにとってのメリット

歯の強さを保てる
神経を残すことで、歯に栄養や水分が供給され続けます。
神経を抜いた歯と比較して、将来的に歯が折れたり割れたりするリスクを大幅に下げることができます。

歯の変色を防げる
神経を抜くと、長期的には歯が黒ずんでしまうことがありますが、神経を残すことでご自身の天然歯の自然な色調を維持しやすくなります。

抜歯のリスクを遠ざけられる
神経を抜くと、根の先に細菌が感染して炎症が起きるリスクが生まれます。
MTAセメントで神経を守ることで、将来的に抜歯に至る可能性を最小限に抑えます。

 

MTAセメントの治療の流れ

  • STEP 1精密な除去
    マイクロスコープを使用して、拡大した視界で感染した虫歯だけを丁寧に取り除きます。
  • STEP 2保護と塗布
    神経が露出してしまった部分や、神経に極めて近い箇所を清掃し、MTAセメントを慎重に配置します。
  • STEP 3封鎖
    薬剤がしっかりと機能するように、詰め物で確実に密閉します。
  • STEP 4経過観察
    神経が落ち着いて安定するまで、定期的に痛みがないか、冷たいものがしみないかなどを確認します。

「神経を取らなければいけない」と言われた場合でも、当院ではマイクロスコープによる正確な診断とMTAセメントの活用により、神経を残せる可能性を追求します。すべての症例で成功するわけではありませんが、患者さまの大切な歯を残すために全力を尽くします。

治療方針については、カウンセリング時に患者さまのお口の状態に合わせて詳しくご説明いたします。ご不安な点は何でもお尋ねください。

 

虫歯の進行度別:治療法と目安

当院では、虫歯の状態を単に「進行度」として捉えるだけでなく、患者さまご自身の歯の状況と、「将来的にどのくらいその歯を残せるか」という予後を考えた治療を心がけています。

進行度ごとの詳細な治療法と、当院での考え方をご説明します。

 

C0:初期段階(再石灰化が期待できる状態)

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

歯の表面のエナメル質が酸によって溶け始め、白く濁って見える状態です。穴は開いておらず、痛みもありません。

この段階では、いきなり削ることはありません。お口の中の環境を整えることが最優先です。
プロによるクリーニング(PMTC)で細菌の塊を除去し、適切なブラッシング指導とフッ素塗布を行い、ご自身の唾液による「再石灰化」を促します。

期間
メンテナンス時に経過を確認します。

費用
保険診療内の検診料・処置料。

 

C1:エナメル質の虫歯

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

エナメル質に小さな穴が開いた状態です。
まだ象牙質(歯の内側の層)には達していないため、痛みを感じることはほとんどありません。

肉眼では見えにくい小さな虫歯も、拡大鏡やマイクロスコープを使用して確実に捉えます。
感染した最小限の範囲だけを削り、コンポジットレジン(白い樹脂)を直接詰めて修復します。
当院ではこの際、接着技術を駆使して、できるだけ境目がわからないように詰めます。

期間
1回で完了することがほとんどです。

費用
保険診療の範囲内。

 

C2:象牙質の虫歯

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虫歯がエナメル質を突き抜け、その下の「象牙質」に到達した状態です。
冷たいものや甘いものがしみたり、食事中に違和感が出たりします。
虫歯の範囲が広がるため、慎重な診断が必要です。う蝕検知液で感染部分を色分けし、取り残しを防ぎます。

むし歯の範囲によって、コンポジットレジン、もしくはインレーにて修復を行います。

範囲が小さい場合
コンポジットレジンで修復します。

範囲が大きい場合
虫歯を除去した後の形態を整え、型取りをして詰め物(インレー)を装着します。

期間
2〜3回(型取りが必要な場合は期間を要します)。

費用
範囲により保険診療。
より長持ちさせるためのセラミック治療(自費)の選択も可能です。

 

C3:神経まで達した虫歯

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虫歯が深く、歯の神経(歯髄)まで感染が到達した状態です。ズキズキとした激しい痛みや、何もしていなくても痛む、あるいは神経が死んで根の先に膿が溜まることもあります。

通常は「根管治療(神経を取る治療)」が必要ですが、当院ではMTAセメントを積極的に活用し、神経を可能な限り残す処置を試みます。
神経を残せない場合でも、マイクロスコープを使用して神経が入っていた管(根管)を内部まで観察し、徹底的に洗浄・殺菌を行います。

期間
3〜5回以上(根の複雑さや炎症の度合いによる)。

費用
保険診療の範囲内で対応しますが、より精密な根管治療をご希望の方には、自費診療の選択肢もございます。

 

C4:歯根まで達した虫歯

新琴似(札幌市北区)の歯医者、ふれあいの杜歯科・こども歯科のむし歯治療

歯の頭(冠)が崩壊し、根っこだけが残った状態です。

非常に厳しい状態ですが、すぐに抜歯を決めることはいたしません。
歯冠長延長術や矯正的挺出といった技術を駆使することで、保存が可能な場合もあります。

歯冠長延長術
埋もれた歯根を露出させ、被せ物を支える土台を確保します。

矯正的挺出
根っこを少しだけ引っ張り上げ、被せ物を装着できるようにします。

これらを駆使して「歯を残す」可能性を模索します。どうしても保存が不可能な場合は、抜歯後のインプラントや入れ歯、ブリッジをご提案します。

期間
処置により数ヶ月かかる場合があります。

費用
状況により保険診療、または自費診療へ移行します。

 

治療の目安表

進行度

主な症状

削る量

治療の考え方

C0

自覚症状なし

なし

ケアと経過観察

C1

自覚症状なし

極少

最小限の充填

C2

しみる、違和感

少〜中

詰め物・修復

C3

激しい痛み

MTA保存・根管治療

C4

根のみの状態

歯を残す外科処置

※上記は目安です。患者さまのお口の状態により最適なプランは異なります。

当院では、お口全体の状態を把握した上で、「なぜその虫歯になったのか」という原因にアプローチし、再発を防ぐための根本的な治療を大切にしています。まずはカウンセリングで、ご不安な点やご希望をじっくりとお聞かせください。

 

よくあるご質問(Q&A)

Q. 「痛みに配慮」とありますが、麻酔の注射も痛くないのでしょうか?
A. 麻酔時の痛みは、主に「針が刺さる瞬間」と「麻酔液が入る圧力」によって引き起こされます。当院では、粘膜の表面を麻痺させる「表面麻酔」と、非常に細い「33G(極細針)」、さらには麻酔液を温めて刺激を減らす「カートリッジウォーマー」などを併用することで、この痛みを最小限に抑えています。患者さまからは「いつ打ったのか気づかなかった」というお声を多くいただいております。
Q. 神経を抜くべきか迷っています。相談に乗ってもらえますか?
A. もちろんです。神経を抜くことは、歯の寿命を大きく縮める可能性があります。当院では「MTAセメント」による歯髄保存処置を行い、可能な限り神経を残す治療を優先しています。一度神経を抜いてしまうと元には戻せませんので、他院で「抜くしかない」と言われた場合でも、まずは当院で保存の可能性を一緒に探りましょう。
Q. 詰め物や被せ物は、保険適用内で白くできますか?
A. はい、可能です。前歯や小臼歯(前から4番目・5番目の歯)など、場所や条件によりますが、保険診療内でもコンポジットレジン(白い樹脂)を用いた治療が可能です。また、より高い耐久性や審美性を求める方には、自費診療のセラミック治療もご案内しております。それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明しますので、無理なくご選択いただけます。
Q. 治療が終わるまで、どれくらいの期間がかかりますか?
A. 虫歯の進行度や本数によって異なります。初期の虫歯であれば1回で終わることもありますが、神経に関わる治療や、歯根を残すための外科的処置が必要な場合は数回〜数ヶ月かかることもあります。当院では、初診時に検査を行い、お一人おひとりの進行度に合わせた治療計画をご提示いたします。
Q. 昔治療した歯の詰め物が取れてしまいました。すぐに診てもらえますか?
A. はい、すぐにご連絡ください。詰め物が取れた部分は非常に虫歯になりやすく、放置すると内部で虫歯が急速に進行してしまいます。まずは応急処置を行い、内部の状態を確認した上で、最適な修復方法をご提案いたします。
Q. 歯医者がとても怖いです。治療中に途中で止めてもらうことはできますか?
A. 治療に対する恐怖心は無理もありません。当院では「治療を急がない」ことを大切にしています。治療中、少しでも不安を感じたり、お休みしたくなったりした場合は、遠慮なく左手を挙げるなどして合図をしてください。スタッフがすぐに気づき、処置を一時中断して患者さまの体調と心の準備が整うまでお待ちします。
Q. 虫歯ではないのに、冷たいものがしみるのですが……
A. 「知覚過敏」の可能性があります。歯茎が下がって根っこが露出していたり、歯ぎしりによる摩耗が原因であることも多いです。虫歯でなくても処置によって症状を抑えることが可能ですので、一度お口の中を検査させてください。
Q. 虫歯かな?と思ったらすぐ行くべきですか?
A. はい。虫歯は放置して治ることはありません。早期発見できれば、削る量を最小限に抑えられ、治療期間も短く済みます。違和感があれば、お早めにご予約ください。
Q. 保険の詰め物とセラミックはどう違いますか?
A. 保険の詰め物(レジン等)は費用が抑えられますが、経年変化で変色したり、歯との接着面に隙間ができやすいという特徴があります。セラミックは汚れがつきにくく、歯との適合も良いため、二次的な虫歯のリスクを減らすことが可能です。詳しくはカウンセリングでお聞きください。